イザリウオの見分け方講座

注:私は専門家ではありませんので、この情報が必ずしも100%あっているとは限りませんのでご了承ください。

【各部名称】

イザリウオ科(Antennariidae)は12属42種に分類され世界の暖海に生息する。肉食性で捕食をするときにはエスカを疑似餌に見立て、小魚を誘引捕食する。日本の海水魚には、イザリウオ、ベニイザリウオ、クマドリイザリウオ、イロイザリウオ、ウルマイザリウオ、ソウシイザリウオ、オオモンイザリウオ、ハナオコゼの全8種が掲載されている。

【各種の特徴】
ここではバリで見られるイザリウオ科の見分け方の説明をいたします。バリで私が今まで見た種は、オオモンイザリウオ、クマドリイザリウオ、イロイザリウオ、イザリウオ、ベニイザリウオ、ボンボリイザリウオの6種である。そのなかでまず見分けやすい種から説明いたします。

見分けやすい種
ボンボリイザリウオ
左の写真がシークレットベイで見られるボンボリイザリウオですが、こいつの特徴は、名前の由来であるエスカ。通常のひらひらしたエスカと違い、ボンボリのものは、名前のとおり白い「ぼんぼん」のようです。で、通常のエスカというのは右の写真のような白っぽいものです。捕食の時はこれがぐにょぐにょ動き出してゴカイのようになります。一目瞭然なのでこれ以上の説明は省きます。
ベニイザリウオ
こいつの特徴は第2背鰭棘に鰭幕がなく、独立している事。それと背鰭基底に明瞭な眼状斑があること。黄色で囲った部分のちょうど真ん中に黒い点があるのが分かりますか?これです。写真が悪くて申し訳ないのですが、見えると思います。伊豆ではこいつが1番種類が多いらしいです。自分は伊豆で潜った事が無いので分かりませんが・・。ただ、バリではあまり見かけません。イロイザリやクマドリのほうが多く見かけます。それからイロイザリや他のイザリウオでも眼状斑がある場合があります。ベニとしての決め手になるのは第二背鰭が独立しているかどうか。
こいつもベニですが、第2背鰭棘の鰭膜がないですよね??分かりますか?それに眼状斑もこの写真では分かりにくいですが、薄くあります。
イロイザリウオ
イロイザリウオは大きくなると見分けやすく、小さいうちはオオモンなのかイロなのかクマドリなのかいまいち分かりにくい種です。ただ自分の場合、バリに生息するイロイザリの大きさ、色や形の傾向を把握しているので、分かるのですが、素人目にはちょっと難しい。大きくなれば誰でも見分けが可能です。見分け方は、第2背鰭、第3背鰭の鰭膜がクマドリほどはっきりとしていなく、それほど薄くないこと。鰭膜が無いものは論外です。それから、色彩が綺麗なものが多いかな?ちなみにベニイザリはなんとなく色彩が汚らしい。
見分けにくい種
クマドリイザリウオ
黒のイザリの上と下の写真の違いが分かりますか?上は眼から始まるクマドリ模様ありで、下はナシです。でもどちらもクマドリです。ある方の話では眼から始まる模様はクマドリを見分けるための決め手にはならないそうです。見るべきところは、第2・第3背鰭棘の鰭膜が薄く極めて明瞭かどうか。この写真では分かりにくいのですが、背鰭が立つと鰭膜も一緒に立ちます。そのときに両鰭膜が薄ければクマドリになるわけです。では1番下のオレンジの個体はどうでしょうか??こいつは明らかに鰭膜が薄い。しかも眼から始まるクマドリ模様まである。ということはクマドリですね。でも、専門家に鑑定してもらったところ、これはイロイザリではないかという鑑定です。これには自分は納得がいかないのですが、いろいろとクマドリの写真を見ましたが、これに似たような写真を見つけることが出来ませんでした。これに似たイロイザリウオはいたのですが、鰭膜は明瞭に薄くないのものばかりです。自分の直感的な考えで言うと、なんとなくクマドリではない気がします。でも、クマドリの条件に当てはめてみると、それに全て一致するのでクマドリというしかない・・・。日本の海水魚に載っているイザリウオの種類は外国の図鑑に比べて明らかに少ない。なので、同種と特定する事も難しいと思い、これは自分のなかでは、クマドリでもイロでもないと思いながら、クマドリならいいなと思っています。

イロイザリ・オオモンの子供に関しては後日アップします。いい写真がないため、説明が出来ません。

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